ゲーミングPCの主要パーツである「CPU」は、パフォーマンスに直接影響を与える重要なパーツです。
本記事では、ゲーミングPCにおすすめなCPUの選び方と、おすすめモデルをご紹介します。
CPUのスペックから、ゲームプレイや特定の用途に合わせたCPUの選び方についても詳しく解説していますので、ゲーミングPC用にCPUの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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CPUとは?
「Central Processing Unit」の略称であるCPUは、中央演算処理装置とも呼ばれており、パソコンの頭脳を担っています。
Ryzen 7 7800X3D | Core i5 14600K | Ryzen 9 7900X | Core i7 13700K | Core i9 13900KF | |
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メーカー | AMD | Intel | AMD | Intel | Intel |
定価 | 49,980円 | 60,404円 | 69,800円 | 66,380円 | 87,980円 |
コア数 | 8コア | 14コア | 12コア | 16コア | 24コア |
スレッド数 | 16スレッド | 20スレッド | 24スレッド | 24スレッド | 32スレッド |
ベースクロック周波数 | 4.2 GHz | 2.6 GHz | 4.7 GHz | 3.4 GHz | 3 GHz |
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このパーツは、システム全体キーボードやマウスなどの入力機器からの信号の処理を行った後、他のパーツなどに情報を伝達します。
CPUの処理能力は、ゲームのパフォーマンスや動画編集などの重い作業を快適に行うために非常に重要で、より高性能なCPUを選択することで、高速でスムーズにゲームを楽しむことが可能です。
自作ゲーミングPCを考える際には、これらのメーカーから最適なCPUを選ぶことが重要です。
編集などのクリエイティブ作業も行うのであればIntel、ゲームメインであればゲーム性能に特化しているAMDがおすすめです!
CPUのスペックについて
CPUには開発世代などによって性能が違うという特徴があり、スペックを確認する際には下記の3つが特に重要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
世代
CPUを選ぶ際、その性能に影響する重要な要素として、開発された世代があります。
新しい世代のCPUは、1コアあたりの処理能力が向上しており、省電力性にも優れています。
Intel製のCPUを例にすると、「Core i7-14400」の場合は14が開発世代を表しており、第14世代のCPUであることがわかります。
CPUを選ぶ際には、基本的には最新の世代を選ぶことがおすすめですが、コスパを重視する方は、一世代前の型落ちモデルを選ぶのもおすすめです。
コア数
CPUのコア数は処理ユニットの数を指し、現代のCPUは複数のコアを持つマルチコアCPUが一般的です。
10コア、12コア、14コア、16コアといった多様なコア数を持つ製品が存在し、これらは高性能なモデルとされています。
結果として、PCの処理速度が向上し、複数のアプリケーションを同時にスムーズに動作させることが可能です。
ゲーム実況や動画編集、配信といった高い処理能力を要求される作業を行う場合には、コア数の多いCPUを選択することがおすすめです。
スレッド数
スレッド数は、パソコンが認識するコア数のことを指し、スレッド数が多いほど同時に行える処理が増え、PCの処理能力が向上します。
通常、1つのコアは1スレッドを持つとされていますが、「マルチスレッディング」技術により、1つのコアが2つのスレッドを持つようにPCに認識させることが可能です。
例えば、「6コア12スレッド」のCPUでは、実際には6つのコアがあるものの、PCはそれを12コアあるかのように扱います。
しかし、スレッド数の増加が実際のコア数の増加ではないことに注意が必要です。
「6コア12スレッド」と「12コア12スレッド」のCPUがある場合、後者の方が多くの物理コアを持つため、より高い処理能力を持っています。
スレッド数は、特にマルチタスク環境や複雑な処理を要求される作業において、そのパフォーマンスを向上させる重要な要素となっているため、ゲーミングPCにおすすめです。
クロック周波数
CPUのクロック周波数は、そのCPUが1秒間に行うことができる命令処理の回数を指し、メガヘルツ(MHz)やギガヘルツ(GHz)という単位で表されます。
クロック周波数が高いほど、CPUの処理速度やパフォーマンスは向上するとされています。
最新のCPUには、システムの負荷状況に応じてクロック周波数を自動的に調整する「ブースト機能」が備わっているものも多く、ユーザーが手動で設定しなくても性能を最適化できるようになっています。
このブースト機能により、負荷の高いタスク時には性能を引き上げ、必要ない時は電力消費を抑えることが可能です。
CPUの目安・選び方
CPUは様々な種類が存在するため、どれを選んで良いか迷ってしまいます。
ここからは、ゲーミングPCを作るのにおすすめなCPUの選び方を解説します。
コア数とクロック周波数が高いものを選ぶ
ゲーミングPCを選ぶ際には、6コア以上のCPUでかつ高いクロック周波数を持つモデルを選ぶことが重要です。
より高画質でゲームを楽しみたい方や、新作ゲームを快適にプレイしたい方はよりハイスペックなCore i7やRyzen 7といったモデルが適しています。
ゲームの種類によって推奨されるスペックが異なるため、特に新作ゲームをプレイする際は、必要とされる性能を満たしているかを確認することが大切です。
ゲーミングPCの性能はCPUのクロック周波数とコア数に大きく依存します。
これらのスペックを基準に予算と用途に合ったモデルを選ぶことで、最適なゲーム環境を構築できるでしょう。
ゲームだけでなく配信や編集も行う場合は上位モデルを選ぶ
動画編集やゲーム実況、配信といった高負荷なクリエイティブ作業を快適に行うためには、ハイスペックなCPUが必要です。
特にゲーム配信では、ゲームプレイと同時に複数のアプリケーションを動かす必要があるため、効率的な処理能力が求められます。
このような要求に応えるため、Core i9やRyzen 9といった最上位クラスのモデルがおすすめです。
上位モデルを搭載したゲーミングPCであれば重い作業もスムーズにこなし、クリエイティブ作業の効率を大きく向上させることができます。
高いパフォーマンスを求める場合は、これらのポイントを考慮してCPUを選びましょう。
ゲーミングPC向けCPUおすすめ5選
ここからは、ゲーミングPC用におすすめなCPUを5つ紹介していきます。
価格を軸に、コア数、スレッド数、クロック周波数を重視して選んでいるので、ぜひ参考にしてくださいね!
Ryzen 7 7800X3D
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商品名 | Ryzen 7 7800X3D |
メーカー | AMD |
定価 | 49,980円(税込) |
コア数 | 8コア |
スレッド数 | 16スレッド |
ベースクロック周波数 | 4.2 GHz |
- 3Dゲームに特化した高性能CPU
- ゲームにおいては圧倒的なコスパを誇る価格
Ryzen 7 7800X3Dは、第5世代のRyzen 7000シリーズから登場したゲームプレイに特化した性能を誇るAMD製のCPUです。
このモデルは、AMDの革新的な3D V-Cache技術を採用しており、高速な応答性と優れた処理能力を実現しています。
ベースクロックは4.2GHzと高めに設定され、8コア16スレッドの構成により、最大クロック周波数は5.0GHzに達します。
TDP(熱設計電力)は120Wとなっており、高いゲーミング性能を求めるユーザーにとって、最適な選択肢と言えるでしょう。
Ryzen 7 7800X3Dは、高いフレームレート、解像度に対応していて出来るだけ安いCPUが欲しい方におすすめですよ!
配信や編集には向いていると言えないものの、ゲーム用途においては圧倒的な性能を誇ります!
Core i5 14600K
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商品名 | Core i5 14600K |
メーカー | Intel |
定価 | 60,404円(税込) |
コア数 | 14コア |
スレッド数 | 20スレッド |
ベースクロック周波数 | 2.6 GHz |
- Core i5の中で最高峰の性能
- オーバークロック対応なので幅広い用途で使用可能
Core i5 14600Kは、Intelが販売しているミドルクラスのCPUです。
基本クロックは2.6GHzですが、最大5.3GHzまで上げることが可能です。
Core i5 14600Kは14コア20スレッドというCore i5シリーズでは珍しい高スペックを備えており、複数のアプリケーションを同時にスムーズに動作させることができます。
Intel UHD Graphics 770を内蔵しているため、ライトゲームなら外部グラフィックカードなしで楽しむことも可能なので、幅広い用途に対応し日常使用からゲームまで快適にこなすことが可能です。
Core i5 14600Kは、性能と価格のバランスを重視する方におすすめなCPUですよ!
バランスの優れたCPUなので、ゲームだけでなく仕事用にも向いています!
Ryzen 9 7900X
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商品名 | Ryzen 9 7900X |
メーカー | AMD |
定価 | 69,800円(税込) |
コア数 | 12コア |
スレッド数 | 24スレッド |
ベースクロック周波数 | 4.7 GHz |
- 12コア24スレッドの高性能スペック
- ハイエンドCPUながら6万円台で購入できるコスパの良さ
Ryzen 9 7900Xは、動画編集や3Dモデリングなどのクリエイティブ作業に最適なAMD製のハイエンドCPUです。
12コア24スレッドの構成により、高度なマルチタスキング能力を備えており、複数のアプリケーションを快適に動かすことが可能です。
このCPUのベースクロックは4.7GHzで、ターボブーストにより最大5.6GHzまで伸びます。
ただし、CPUクーラーは付属していないため、別途高性能な冷却システムの導入が必須です。
ハイスペックでありながら、比較的手頃な価格で販売されており、高性能を求めるユーザーにとっては非常におすすめのモデルです。
ゲームだけでなくクリエイティブ作業まで幅広く対応するこのCPUは、あらゆる高負荷タスクにおいて高いパフォーマンスを発揮します。
Ryzen 9 7900Xは、ハイエンドCPUを出来るだけ安く購入したいという方におすすめなCPUですよ!
クリエティブ用途においてはIntelに負けますが、十分な性能を発揮してくれます!
Core i7 13700K
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商品名 | Core i7 13700K |
メーカー | Intel |
定価 | 66,380円(税込) |
コア数 | 16コア |
スレッド数 | 24スレッド |
ベースクロック周波数 | 3.4 GHz |
- マルチタスクでも快適な16コア24スレッド
- オーバークロックにも対応
Core i7 13700Kは、Intel第13世代CPUであり、幅広い用途におすすめなハイエンドCPUです。
このモデルはオーバークロック対応を示す「K」が末尾に付されており、ユーザーが求める限界までのパフォーマンスを引き出すことが可能です。
16コア24スレッドという構成により、マルチタスキング性能も抜群で、同時に複数のプロセスを効率良く処理することが可能です。
ゲーム用途においては広大なオープンワールドの探索や、多くのプレイヤーが参加するオンラインFPSやMMORPGなど、リソースを多く要求されるゲームでも快適にプレイできます。
Core i7 13700Kは、ゲームを高い設定で楽しみたい方や、ゲーム配信を含めたマルチタスクを頻繁に行う方におすすめなCPUですよ!
Ryzenシリーズと違い汎用性が高いので、ゲームよりもクリエイティブ作業が多いという方にもおすすめです!
Core i9 13900KF
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商品名 | Core i9 13900KF |
メーカー | Intel |
定価 | 87,980円(税込) |
コア数 | 24コア |
スレッド数 | 32スレッド |
ベースクロック周波数 | 3 GHz |
- マルチタスクで圧倒的な性能を誇る24コア32スレッド
- 最大クロック周波数5.8GHzの超高速処理性能
Core i9 13900KFは、Intelが手掛けている24コア32スレッドの高性能ハイエンドCPUです。
マルチスレッド性能とシングルスレッド性能どちらも優れており、特にゲーム実況や高解像度での動画配信など、重い負荷がかかる作業にも最適です。
ハイエンドゲーミングPCの構築を目指す方や、プロフェッショナルなクリエイティブ作業を行いたい方に推奨されるCPUです。
RTX4080SUPERなどのハイエンドGPUと組み合わせることで、ゲームやクリエイティブ作業において圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
Core i9 13900KFは、ゲームやVR、クリエイティブ作業といったPC作業全てを快適にしたいという方におすすめなCPUですよ!
高額ではありますが、ハイエンドPCを組みたいと考えている方に向いています!
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