「ゲーミングPCの寿命ってどれくらいなの?」
「ゲーミングPCの寿命を延ばす方法はあるの?」
ゲーミングPCの平均寿命は、これから購入を考えている人や買い替えのタイミングを探している人にとっては知っておきたい情報ですよね。
この記事では、ゲーミングPCの平均寿命だけでなく、パーツ毎の寿命や寿命を伸ばす方法についても解説します。

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ゲーミングPCの寿命は何年?
ゲーミングPCの寿命は平均寿命は3~5年と、一般的なパソコンよりも短い傾向にあります。
しかし、ゲーミングPCにはデスクトップ型とノート型の2種類があり、それぞれ寿命が違います。
この章では、それぞれの寿命を解説していきます。
ノート型ゲーミングPCの平均寿命
ノート型ゲーミングPCの平均寿命は3年です。
ノート型は、デスクトップ型に比べて平均寿命が短い傾向にあります。
PC内部に熱がこもると、パソコンのパーツがダメージを受けて劣化してしまうため寿命が短くなってしまうので注意が必要です。
さらに、ノート型はバッテリーの耐用年数が短く、普通に使用しても3〜4年しか使えません。
ハードディスクやドライブなどパソコンのパーツは衝撃に弱いものが多いため、寿命が短くなる要因になっています。
デスクトップ型ゲーミングPCの平均寿命
デスクトップ型ゲーミングPCの平均寿命は5年です。
デスクトップ型は、ノート型に比べて外の空気を取り込みやすい構造となっているため冷却効率が高くなっています。
さらに、デスクトップ型は周辺パーツの交換が容易で、修理も簡単に行えることから、寿命を伸ばしやすい特徴を持っています。
ゲーミングPCのパーツ別の寿命

パソコンは、複数のパーツによって構成されており、それぞれのパーツで平均寿命に差があります。
ゲーミングPCのパーツも同様に、半永久的に使用できるものから短期間で交換が必要なパーツまで様々です。
本章では、ゲーミングPCのパーツ毎の寿命について1つずつ解説します。
CPUに寿命は無い
CPUはメモリの制御や機器の情報処理を行うパーツです。
CPUはパーツとしての劣化をしにくいので、物理的な欠陥や破損をしなければ半永久的に使用することができます。
メモリに寿命は無い
メモリとは、データを記憶する媒体のことです。
CPUと同様、パーツが劣化しにくいので、物理的な欠陥や破損をしなければ半永久的に使用できます。
ストレージ(SSD)の寿命は7~10年
ストレージは半導体メモリを使用した記録媒体です。
ストレージは他のパーツと比較すると寿命は長く、250GBの媒体であれば平均7年〜10年使用できます。
コンデンサの平均寿命は3~4年
コンデンサは電気を一時的に蓄えるパーツです。
寿命は3〜4年持ちますが、これは65℃以下の環境下で使用を続けた場合に限ります。
さらに、CPUの消費電力が増えるなど、大きな負荷がかかった場合には平均寿命よりも短くなってしまうので注意してください。
GPU(グラフィックボード)の平均寿命は4年
GPUは別名グラフィックボードと呼ばれているパーツです。
役割としては、画像や映像を映し出すのに必要なパーツとなっており、排熱に問題がなければ平均4年程度の耐用年数があります。
しかし、GPUはコンデンサの劣化具合に影響されるので、コンデンサ内の温度が10℃上がると、寿命は2年程度と半分になってしまうため注意が必要です。
電源の平均寿命は3~5年
電源の寿命は3~5年となっていますが、最近では10年保証の電源も発売されています。
電源は、パソコンの心臓とも言われる重要なパーツです。
電源容量が小さいと負荷が大きくなり、寿命が短くなる傾向があるので、注意してください。
マザーボードの平均寿命は3~4年
マザーボードは、パソコンの各パーツをつなぐ電子回路基板のことです。
65℃程度の環境下で使用した場合の寿命は3年〜4年となっています。
しかし、一部メーカーでは、耐用年数が10年を超えるものも販売しています。
ゲーミングPCの寿命を伸ばす方法

ゲーミングPCは通常のパソコンよりも処理能力が高いため、金額も高価です。
そんな高価なゲーミングPCを長く使うために、ゲーミングPCの寿命を伸ばす方法を紹介します。
ゲーミングPCの寿命を延ばす方法は以下の通りです。
- 定期的にメンテナンスを行う
- 熱対策を施す
- 電源をつけたままにしない
- 湿気の多い場所を避ける
- 取り扱いを丁寧にする
これらの対策を順番に解説していきます。
定期的にメンテナンスを行う
ゲーミングPCの寿命を伸ばす方法として定期的なメンテナンスはとても有効です。
メンテナンスとは、パソコン内部のホコリを取り除く作業のことです。
パソコン内部に、長い間ホコリを溜めてしまうと、様々な不具合の原因になってしまいます。
さらには、ホコリが原因で排熱処理が上手くいかずにパーツが壊れてしまうなど、ホコリはゲーミングPCの天敵です。
しかし、自分でメンテナンスを行うのが面倒な人やパソコンを故障させてしまいそうで不安な人は、近くのパソコンショップなどに依頼することもできます。
最低でも年に1度はパソコン内部のホコリを取り除くメンテナンス作業を行いましょう。
熱対策を施す
熱対策として、ゲーミングPCはできるだけ近くに物や壁がない場所に設置してください。
周囲に壁や物が多いと、外気を取り込みにくくなり、効率よくパーツを冷やすことができません。
パソコン内部に熱がこもると、パーツの劣化が早くなり、寿命が短くなるため注意が必要です。
さらには、パソコンを使用する環境の温度が10℃高くなると、パソコンの寿命が半分になるケースもあります。
周囲に壁や物がない場所にゲーミングPCを設置して熱対策をして下さい。
電源を付けたままにしない
ゲーミングPCを長持ちさせるためには、電源をつけたままにしないことが大切です。
ゲーミングPCを使っていない時も電源を落とさずに、スリープ状態のままにする人は少なくありません。
パソコンの電源を入れたままの状態だと、常にパーツへ電気的負荷が掛かってしまいます。
数日間や数週間であれば、ほとんど影響はありません。
しかし、常に電源を入れたままの状態にしていたり、夜寝る時も電源を入れたままにしていたりすると、確実にゲーミングPCの寿命を縮めてしまいます。
ゲーミングPCを長持ちさせるためには、使わない時はスリープ状態ではなく電源を落として下さい。
湿気の多い場所を避ける
ゲーミングPCを設置する場所として、湿気の多い場所をさけることで寿命を伸ばすことができます。
特に以下のような場所はできるだけ避けましょう。
- 風呂場の近く
- 加湿器の近く
- 雨の日の屋外
こうした湿気の多い場所でゲーミングPCを保管や使用をしていると、確実に劣化が進んでしまいます。
熱と同じように湿気もパソコンの寿命を短くしてしまうので、注意してください。
取り扱いを丁寧にする
パソコンの寿命は取り扱いによっても、大きく左右されます。
主に、以下のような行為はパソコンの寿命を短くします。
- ボタンを乱暴に押す
- パソコンに振動を与える
- パソコンに衝撃を与える
これらの行為は、パーツへ負荷がかかるだけでなく外装部分へのダメージにも繋がってしまいます。
パソコンはあくまでも精密機械なので、繊細な扱いが必要です。
乱暴に扱って負荷が掛かってしまうと、パソコンの寿命を著しく縮めてしまうので注意してください。
まとめ
ゲーミングPCはノート型とデスクトップ型の2種類があります。
ノート型ゲーミングPCの平均寿命は3年
デスクトップ型ゲーミングPCの平均寿命は5年
それぞれのゲーミングPCで寿命を長持ちさせる方法は、以下の通りです。
- 定期的にメンテナンスを行う
- 熱対策を施す
- 電源をつけたままにしない
- 湿気の多い場所を避ける
- 取り扱いを丁寧にする
ゲーミングPCを長持ちさせるためには、熱や湿気を避けることがポイントです
これらのポイントに注意して、ゲーミングPCでのゲームを楽しんで下さい。
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